コンサートのごあんない 特別演奏会 ~汐澤安彦氏を偲んで~

Photo_20250213204401
次週17日月曜日、東京オペラシティ コンサートホールにて、
東京佼成ウインドオーケストラのコンサートがございます。
東京吹奏楽団との共演も予定されており、私は東京吹奏楽団と共演させていただき、
汐澤先生の愛奏曲を指揮いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。

船橋 洋介

 

護国寺から杉並公会堂へ

母校、東京音楽大学付属高等学校のOB・OGの演奏会が杉並公会堂で行われた。このひと月、大学に通い授業をし、都響さんとの8公演など日常を熟すも、未だに師の召天の実感がないままに時が過ぎ、本番を迎えた。昔、師に頂いたタキシードを着てアリアを献奏。カルメンで幕を開けた第2回目のコンサート。林美智子さんは何てチャーミングなんだろう。今回お願いして良かったとステージで実感。卒業生の先輩は大勢居られるが、私と直接つながりのある、そしてプリマとして活躍される彼女を、今回呼びたかったのだ。そしてここから拡げていくことが出来るね。オケには元新日のTimp.名手近藤さんや元仙台フィルのTp.持田さんが支えて下さる。コンマスは先輩でもあり一緒に授業をさせていただいたN響の横山さん。そして若かりし頃、大学卒業の年から08年まで講師として護国寺に通い出会った生徒さんたちが、立派になって一堂に会する。初めて会う若い卒業生とも出会えたこと、そのご縁も全ては師:汐澤安彦先生あってのこと。チャイコフスキーは汐澤先生のお振りになる予定であったが、代わりが務まるものではない。本番まで先生の語法、魅せ方、あらゆるところで面影が浮かび、正直居た堪れない日々だった。共にステージで音楽を創って下さった全てのメンバーに心から感謝している。終演後元東京フィルの大先輩が訪ねて下さり、アプローチの意図を的確に見出して下さった。何とも救われた気分。大勢の同級生や先生、後輩も見守って下さったコンサートは、いと高きところから神様と汐澤先生が皆をひとつにしてくださったのだ。ありがとうございます。次は何をしようか?

コンサートのごあんない

1000005683

次週、2月10日月曜日、母校のOBOGが集うコンサートがございます。

急逝された師・汐澤安彦先生とご一緒にステージを創ることは叶わず
余りにも寂しいことですが、教えを受けた私たちが、これからの歩みを進めていく、
また幅広い世代の交流を生み出していく大切な機会となります。

国内外で活躍するオケのメンバーと、素敵な歌姫とともにお送りいたします。

どうぞ宜しくお願いいたします。

 

船橋洋介

江戸川区中学校音楽鑑賞教室

昭和58年の開館というのだから、もう既に50年が経過していたのだ。この2日間は生まれ育った地元、江戸川区の総合文化センター大ホールで中学2年生4,800名にオーケストラの生演奏を聴いていただくというもの。葛飾区に引き続き、東京都交響楽団との共演は、1回毎に心のこもった演奏を届けることが出来た。我が母校も2日目に聴きに来てくれた。我が家から校門までは歩いて20秒。この日はチャーターされたバスを見送ってから家を出た。スメタナのヴルタヴァは、何度振っていても実は難しい。名コンマス矢部達也さんと表現について交わす。よいアドヴァイスを得た。チェロのメンバーの方とも昼食で面白い話が出来た。中学2年生、その頃はチャイコフスキーの悲愴、ベートーヴェンの皇帝にハマっていたな。息子が通う頃、聴かせてあげられたら良いな。健康で居なければ。この2日間の生徒さんたち、何か瞬間でも、次につながる心に刻まれるときがあったなら、と願うものだ。出会いに感謝。

葛飾区中学校音楽鑑賞教室 in かつしかシンフォニーヒルズ

東京都交響楽団の皆さんと今年初めての共演。2日間4公演。
シンフォニーヒルズは久々だった。今回は頭に矢部さん。
オケは今日も気持ちの良いサウンドで会場へ音楽を運んでくださった。
昨日も二日目の今日も指揮者体験コーナーは盛り上がる。
個性的な味のあるマエストロたちがブラームスに挑戦するのは楽しい時間だ。
大学の後輩が区内で校長先生をしておられ、再会。卒業以来じゃないかな。
とても誠実な彼は良い先生をして来られたに違いない。嬉しいな。
今回の生徒さんたち、楽しんでもらえたかな。

 

 

 

 

«別府の第九